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2016.04.15 (Fri)

コンコルド効果

こんばんは。金子です。

突然ですが質問です。

楽しみにしていた映画のチケットを1800円で買い、映画館に行き、映画を見始めました。

はじまって10分、この映画が絶望的につまらないことに気づきます。

そのとき、最後まで映画を見続けますか?それとも、見るのをやめて映画館を出ますか?

これは、サンクコスト(埋没費用)という言葉を説明する時によく用いられる例なのですが

映画を見続けた場合:チケット代1800円と2時間を失う

途中で映画館を出た場合:チケット代1800円と10分を失う

ここで、どちらの選択肢を選んでもチケット代1800円と10分の時間は帰ってきません。

つまらない映画を見続けて時間を浪費するよりは、無駄に失うであろう1時間50分を有意義に使う方が経済学的には合理的なのですが、多くの人が「払った1800円がもったいない、元を取らねば」と考え映画を最後まで見るという選択をし時間を浪費してしまうそうです。

「コンコルド効果」ともいうそうです。(超音速旅客機コンコルドの商業的失敗から。開発に多額のお金をかけたためやめるにやめられず結果多額の負債を負うことになった。)

コンコルド効果の一例
・大学入試で2浪3浪しているが、これまでに費やした勉強時間が無駄になるからと、偏差値的に合格が困難だとわかっていても「無駄にしてたまるか」と意地になって後に退けなくなり、志望校のレベルも下げられなくなる
・ある公共事業で数億円かけてリゾート地を開発し始めたが、途中に近場で違うリゾート地がオープンしてしまい見込まれる収入が大きく減少したにも関わらず、ここでやめたら今までの開発費が無駄になる・・・とプロジェクトを続行
・今降伏すればこれ以上戦火が拡大せずに済むけど、戦争に費やした費用や補給物資が惜しくなる、散っていった戦死者に顔向けできない、敗戦の責任は誰が取るんだ、と戦争を続行せざるを得なくなる
・パチンコやギャンブルで負けが嵩んでいるにも関わらず、「元が取れなければ」「今までの負け分だけでも取り返さないと」と意地になってゲームを続行する
・商売を続けていても利益が上がらないと解っているのに、投資したお金や時間が勿体無くて閉店の決断を下せない
・恋人と別れたいが、「もう数年付き合ってるしここで別れたら今までの時間が無駄になる」と、本心では別れたいのに付き合いをやめられない


新しい物事を始めるのには勇気がいりますが、今やっていることを辞めるのにも同じかそれ以上の勇気が必要です。

冷静な判断を下すには「まだ何も投資していない段階」と仮定して現状のみで判断し直すことが大事なんだそうです。

しかし「投資したもの」が完全な損失になるのはあくまで経済学的な話であって、人生においては「投資したもの」が完全に無駄になることはないのではないでしょうか??

さっきの映画の話で言えば、失った1800円と2時間の対価に「今度は行く前に映画の評価等を調べてから行こう」という痛みを伴った教訓を得る…といったふうに。

何の話がしたかったのかよくわからなってきましたが、最初の映画の話をどこかで読んでなるほど~と感心したので話題として上げてみました。
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